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自然毒食中毒の毒性分(カリブ海型シガトキシン) 右半分構造の化学合成を効率化 ?世界最大規模のカリブ海型シガテラ中毒の撲滅を目指して?

【本学研究者情报】

〇大学院生命科学研究科 教授 佐々木诚

【発表のポイント】

  • 自然界から纯粋な试料の収集が困难な世界最大规模の急性自然毒食中毒、シガテラ中毒の主要原因毒であるカリブ海型シガトキシン(颁-颁罢齿)の分子の右半分の构造の化学合成を効率化に成功しました。
  • シガテラ中毒予防のための微量検出法开発に必要な抗体作成を可能にし、さらに标準试料の提供のための全合成への道を拓く重要な研究成果です。

【概要】

シガテラ中毒は、热帯?亜热帯海域の鱼类の摂取により発生する世界最大规模の急性自然毒食中毒であり、年间2~6万人の中毒患者が発生しています。その原因毒であるシガトキシン(颁罢齿)类(注1)は、涡鞭毛藻により产生され、食物连锁を通じて鱼类に蓄积される复雑な巨大ポリ环状エーテル天然物(注2)です。颁罢齿类は基本骨格の异なる太平洋型、インド洋型、カリブ海型に分类され、近年、カリブ海型シガトキシン(颁-颁罢齿)による中毒発生が温帯域に拡大?多発する倾向にあり、その予防対策は世界的に急务の课题となっています。

东北大学大学院生命科学研究科の佐々木诚教授らのグループは、2022年に颁-颁罢齿の分子右半分の构造の化学合成に初めて成功しました。今回、迁移金属触媒を用いた环化反応やカップリング反応を駆使して颁-颁罢齿の分子右半分の构造の効率的な化学合成に成功しました。本成果はシガテラ中毒予防のための微量検出法开発に必要な抗体作成と世界初の全合成(注3)への道を拓く重要な成果です。

本成果はアメリカ化学会誌The Journal of Organic Chemistryに12月4日付で掲載されました。

図1. カリブ海型シガトキシンC-CTX-1の化学構造

【用语解説】

注1. シガトキシン類:シガテラ食中毒の主要原因毒であり、単細胞藻類の一種である渦鞭毛藻が生産し、食物連鎖を介して多様な魚類に蓄積される。電位依存性ナトリウムイオンチャネルに結合し、これを活性化することにより、強力な神経毒性を発現する。

注2. ポリ環状エーテル天然物:多数のエーテル環が梯子状に連なった特異な構造を有する海洋天然物である。その多くが巨大な化学構造と強力な生物活性を有している。

注3. 全合成:天然物を適切にデザインした合成経路を経て人工化学合成すること。多段階の精密有機合成反応を駆使して達成される。

【论文情报】

タイトル:Convergent and Scalable Second-Generation Synthesis of Fully Functionalized HIJKLMN-Ring Segment of Caribbean Ciguatoxin C-CTX-1
著者: Makoto Sasaki,* Miyu Ohba, Ako Murakami, and Atsushi Umehara
*责任着者:东北大学大学院生命科学研究科 教授 佐々木诚
掲載誌:The Journal of Organic Chemistry
顿翱滨:

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问い合わせ先

(研究に関すること)
东北大学大学院生命科学研究科
担当 佐々木 诚 (ささき まこと)
TEL: 022-217-6212
Email: masasaki*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

(报道に関すること)
东北大学大学院生命科学研究科広報室
担当 高橋 さやか (たかはし さやか)
TEL: 022-217-6193
Email: lifsci-pr*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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