2022年 | プレスリリース?研究成果
高層大気に見られる夜光雲の形成メカニズムを解明 ~新しい理論モデルを用いて夜光雲の形成メカニズムを特定~
【本学研究者情报】
〇大学院理学研究科 天文学専攻
客员研究员 田中今日子(たなかきょうこ)
【発表のポイント】
- 中间圏(高层大気)に観测される夜光云の形成メカニズムを新しい理论モデルを用いて解明。
- 水蒸気から雪や雨の核が形成する基本的なプロセスの理解に寄与する成果。
- 地球外の惑星大気の云の生成予测にも适用可能。
【概要】
北海道大学低温科学研究所の木村勇気准教授、东北大学大学院理学研究科の田中今日子客员研究员、ノルウェーのトロムソ大学のイングリッド?マン教授は、中间圏*1に観测される夜光云*2の形成メカニズムを新しい理论モデルを用いて解明しました。
中间圏では、高度80-90办尘の低温度の领域(マイナス130度以下)で夜光云が频繁に観测されていますが、これまで中间圏での氷粒子の生成を説明するために2つのメカニズムが提案されてきました。本研究では氷粒子の形成过程を新しい理论モデルを用いて调べることにより、形成メカニズムを特定することに成功しました。本研究の手法は汎用性があり、他の惑星大気の云の生成を考える际にも适用することが可能です。
なお、本研究成果は、2022年4月28日(木)公開のAtmospheric Chemistry and Physics誌に掲載されました。

北海道大学低温科学研究所が纹别市のスカイタワーに设置したカメラで撮影した夜光云
【用语解説】
*1 中間圏 ... 地球大気の高度 50-90km 付近の領域で、85km 付近の温度が地球上で最も低くなる。
*2 夜光雲 ... 中間圏の高度 80-90km 付近に作られる雲で主に夏の極域地方で見られる。
问い合わせ先
东北大学大学院理学研究科 客员研究员
田中今日子(たなかきょうこ)
TEL 022-795-6501
メール 办办迟补苍补办补*补蝉迟谤.迟辞丑辞办耻.补肠.箩辫
(*を蔼に置き换えてください)